先回は、優遇金利の基礎についてレポートしました。
今回は、優遇金利をもっと詳しく解説していきたいと思います。
優遇金利は、2つのタイプに分かれます。
タイプの違いで金利と利息が大きく変わるので、2つのタイプの違いを知っておきましょう。
とよくま
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優遇金利には2つのタイプがある
優遇金利は、全期間優遇と当初優遇の2つのタイプに分かれます。
全期間優遇(ずっと続くタイプ)
全期間優遇タイプは、住宅ローンを借りた最初の支払から最後の支払いまで、ずっと同じ金利の優遇が受けられます。
ぽちざいふ
とよくま
つまり、店頭表示金利(基本の金利)が上がっても下がっても、優遇金利はずっと変わらない%が引かれ、借りる金利が決まります。
当初優遇(一時的なタイプ)
当初優遇は、ある一定期間大きな割引を受けるタイプです。
大きな割引期間が終了後は、小さな割引期間となります。
ぽちざいふ
とよくま
※実際の当初優遇とはかなり異なりますが、仕組みをわかりやすく解説するための事例としてお考え下さい。
全期間優遇と当初優遇のよくあるケース
よくあるケースとして、
- 変動金利=全期間優遇
- ◯年固定金利=当初優遇
◯年の部分には、固定金利の年数が入ります。
3年、5年、10年などです。
とよくま
全期間固定金利(35年)の場合は、全期間優遇と同じになります。
長期固定金利の場合は、割引率が低くなる傾向があります。
フラット35Sも優遇金利の1つ
フラット35についてはすでにレポート済みですが、フラット35Sタイプも金利が安くなる仕組みなので、優遇金利の仲間として考えてよいかと思います。
フラット35Sの場合は、ある一定の物件の基準があり、その基準を満たしたかで割引率が決まります。
とよくま
どちらの優遇タイプを選ぶかより金利タイプで選ぼう
全期間優遇と当初優遇、どちらがオトクかで考えるより、まずは金利タイプで考えましょう。
というのも、優遇のタイプは、自分の好きな方を選べるというわけではありません。
金利のタイプに合わせて決まっている、と考えてください。
優遇金利のタイプより優遇金利の%が大事
まずは借りる金利タイプを決め、優遇金利を差し引いた借りる金利の%で比較しましょう。
ぽちざいふ
とよくま
少しでも利息を少なく、オトクに住宅ローンを組むには比較は欠かせません。
住宅ローンは、かならず複数の金融機関に仮審査を出し、金利を比較しましょう!
2つの優遇金利のまとめ
優遇金利には2つのタイプがありますが、金利タイプそのものと優遇金利の割引%で選ぶようにしましょう。
ぽちざいふ
とよくま
ぽちざいふ
多くのケースでは、変動金利が全期間優遇、固定金利系が当初優遇です。
いずれにしても、自分の借りる金利は優遇金利で決まってきますので、必ず比較をして、一番条件の良い金融機関で契約しましょう。
特にハウスメーカーや工務店経由の審査の場合は、金利そのものも大切ですが、優遇金利の%を確認しましょう。
とよくま
住宅ローンの金利を決める最大要素は、優遇金利です。
交渉をする場合は、優遇金利の仕組みをしっかりと理解しておくことで、有利に話を進められるかと思います。
2回続いた優遇金利の特集も、今回で終了です。
次の投稿では、3つの金利タイプの復習をレポートしたいと思います。