財形住宅融資の住宅ローン

とよくま

今回は、財形住宅融資について解説していきたいと思います!
(よめない……)

ぽちざいふ

ざいけいじゅうたくゆうし と読みます。

よくCMや広告などで見る金融機関の住宅ローンのように、よく聞く名前ではないかもしれません。

そんなちょっとマニアックな住宅ローンですが、オトクなポイントもたくさんある住宅ローンですので、ぜひ最後までご一読ください。

財形住宅融資と財形貯蓄制度

財形住宅融資ざいけいじゅうたくゆうしとは、財形貯蓄ざいけいちょちくををしている人が使える制度です。

財形貯蓄は、目的別に3つに分けられています。

  • 一般財形貯蓄(なんでも使える)
  • 財形年金貯蓄(将来受け取る)
  • 財形住宅貯蓄(家を買うため)

給料から天引きされる制度なので、

あぁ……今月もお金が足りない!

ぽちざいふ

また今月も、飲みすぎてもうたわ……

つめ太

自分でお金を管理するのが苦手な人には、うってつけの制度です。

4つの財形住宅融資

財形住宅融資は1つではなく、4つのパターンに分かれます。

  1. 財形持家転貸融資ざいけいもちいえてんかゆうし
  2. 住宅金融支援機構
  3. 財形住宅金融株式会社
  4. 公務員の共済組合

とよくま

4つともそれぞれ内容が異なるので、自分に該当する部分をしっかり調べてください!

財形持家転貸融資とは

とよくま

会社から住宅ローンを借りる! と考えてください!
会社から住宅ローンを借りるなんて、初耳ですっ!

ぽちざいふ

負担軽減措置がセットになっている

財形持家転貸融資には、負担軽減措置ふたんけいげんそちがセットになっています。

負担軽減措置とは、会社から住宅ローンを軽くするための手当てが出る制度です。

とよくま

「月2500円を5年間支給するよ!」みたいなイメージです!

財形住宅融資の特徴

大きな特徴は3つで、

  • 財形貯蓄を1年以上続けている
  • 借りれるお金は財形貯蓄残高の10倍以内
  • 4000万円まで

とよくま

この3つは、財形住宅融資に共通するポイントです!

フラット35と一緒に借りることも可能です。(併用)

財形住宅融資の金利は

①~④まで、それぞれ金利は違います。

該当する財形住宅融資の金利をしっかりと確認しましょう。

金利の期間は5年間の固定金利というのは、どの財形住宅融資も同じです。

5年ごとに金利と返済額の見直しがあります。

もし仮に、金利が大幅に上昇した場合は、上限として1.5倍まで返済額が上がります。

5万円だとしたら、7.5万円だね!

ぽちざいふ

とよくま

イメージとしては、変動金利にとても近い仕組みだね!

もし1.5倍を超えた場合は、いつかその差額を支払うかたちになります。

このあたりは、変動金利も同じです。

保証料と事務手数料が無料から

①~④によって大きく変わります。

  1. 財形持家転貸融資(記載なし。無料?)
  2. 住宅金融支援機構(無料)
  3. 財形住宅金融株式会社(あり)
  4. 公務員の共済組合(記載なし。無料?)

財形住宅融資のデメリット

最大のデメリットは、財形住宅融資を使える人が限られていることです。

唯一支援機構だけは、誰でも利用できますが……

超低金利時代の現在、それほどオトクな金利ではありません。

  • 負担軽減措置がある財形持家転貸融資
  • 会社の出資がある場合に使える財形住宅金融株式会社

2つが現実的な利用なので、実質は会社が何らかの形で対応できていないと利用できません。

転職が大きな問題に

また、終身雇用制がなくなった現代ですが、転職をすると面倒なことになります。

財形持家転貸融資は原則として全額返済になりますし、財形住宅金融株式会社や機構は直ちに全額返済は求められないものの、借り換えすることにはなるかと思います。

つまり、転職をした場合は、いかなる場合においても借り換えをしなければなりません。

お仕事やめられない……(大汗)

ぽちざいふ

財形住宅融資のメリット

変動金利までは追いつかないものの、金利が安めです。

金利だけ見れば変動金利に分がありますが、すべてを足した総額で考えると、少し変わってくるかもしれません。

特に、つなぎ融資のリーズナブルさは1つの隠れたメリットです。

  • 金利(利息)
  • つなぎ融資
  • 保証料や事務手数料

3つを+した総額で、他の住宅ローンと比較しましょう。

向いてる人はこんな人

とよくま

このあたりが向いている人かなと思います!
  • 変動金利はちょっと変動しすぎて怖いけど
  • 全期間固定まで金利が高いのは ちょっと……
  • 会社が財形住宅融資に対応している

3つに該当する方は、住宅ローンの候補の1つとして考えてみても良いかもしれません。

この投稿が、少しでもお役に立てれば、うれしく思います!