今回は住宅ローンから少し話題がそれますが、住宅完成保証制度について解説していきたいと思います。
ぽちざいふ
万が一もしかしての話ですが、建築中にハウスメーカーや建築会社、工務店が倒産するとどうなるか知っていますか?
ぽちざいふ
結論からいいますと、住宅完成保証制度には出来るかぎり加入しておいた方が安心です。
住宅完成保証制度とは、もし建築中に(建築)会社が倒産した場合でも、お金の保証も含めて建築の引継ぎも保証してくれる制度です。
とよくま
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基本的には建築会社や工務店が倒産したら保証はない
建築会社も企業ですから、倒産したらそこまでです。
普段はあまり聞かない話かもしれませんが、倒産によって建築がストップしてしまうことは珍しくありません。
ぽちざいふ
もし建築会社が倒産すると、
- 建築中=工事がその場でストップ
- 建築前=契約金など支払ったお金は戻ってこない
つまり、その場から進むことも戻ることもできません。
払ったお金は戻ってこない
ぽちざいふ
倒産前によくある話として、「契約金を多めに払えば、さらに◯%割引しますよ!」という例です。
企業として、資金繰りがピンチのサインなのかもしれません。
まさか建築会社が倒産するとは思っていないので、ここで払ってしまうケースがとても多いです。
とよくま
注文住宅の弱点はお金の先払い
注文住宅は自分の好きな家を造ることができますが、完成前に段階的に大きな金額を支払います。
ぽちざいふ
建築会社にもよりますが、
- 契約金で30%
- 上棟後に30%
- 完成時に40%
のような例が多いです。
30%ということは、4000万円の建築費とすると1200万円の支払いになります。
ぽちざいふ
とよくま
住宅完成保証制度とは家が完成するまで保証してくれる保険
住宅完成保証制度に加入していれば、万が一建築会社が倒産した場合でも安心です。
住宅完成保証制度は経営が安定している会社のみが利用できる
重要なポイントとして、すべての建築会社や工務店で使える制度ではありません。
住宅完成保証制度は個人で加入するものではなく、建築会社や工務店を通じて加入します。
経営状態の良い建築会社や工務店が許可を受けて利用できる制度です。
利用できるのは2社です。
それぞれ微細な違いがありますので、WEBサイトをご確認ください。
また、加入している建築会社もWEBサイトから確認できます。
住宅完成保証制度の詳細
とよくま
ポイントとしては、工事がはじまる前の倒産は1100万円が限度額となります。
基本的には、すでに工事が進んだ分を差し引いて計算します。
また、倒産後に別の会社に工事を引き継いだ時に増えたお金は200万円まで保証してもらえます。
引継ぎの業者を探してくれるのも、助かるポイントだと思います。
住宅完成保証制度にかかる費用は10万円
ぽちざいふ
とよくま
とよくまの個人的な意見としては、業績が安定している建築会社が加入できる制度という事を考慮すると、住宅完成保証制度を使える時点で安心と考えられます。
ひとつの考え方ですが、住宅完成保証制度を使える会社かどうかは判断の大きな基準になると思います。
10万円は大きな金額ですが、注文住宅は契約から引き渡しまで1年かかることも珍しくありません。
その1年間の安心を買うと考え、安いと感じるか高いと感じるかで決めると良いかと思います。
ぽちざいふ
とよくま
最後になりますが、この記事がこれから家づくりをするあなたのお役に立てればうれしく思います。