今回は人生の三大支出のひとつ、家(すまい)のお金について解説していきたいと思います。
家を買う前に、まずはしっかりと人生100年時代のお金について、知識をつけていきましょう!
単品で見ると人生で一番高い買い物が家です。
3000万円の家を買うか、6000万円の家を買うかで、ライフプランは大きく↑↓します。
とよくま
ナツ
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人生の三大支出のひとつ「家のお金」
家、すまいにかかるお金は三大支出の中でも一番高額なケースが多いです。
100年のおさいふのシミュレーション結果を見てみましょう。
すまいが、ぶっちぎりで金額が多いです。
家そのものだけではなく、リフォームやメンテ費用も含まれています。
金額が大きい分、三大支出の中でも一番時間を使って勉強し、しっかり計画する必要があります。
家のお金は最後に考えよう
家のお金を最初に考え、住宅ローンを組んだ後に……
ようやく教育費や老後のお金を考えるのは、リスクが高いです。
先ほど書きましたが、一番大きな費用は家にかかるお金だからです。
家を三大支出の中で最後にしたのには、理由があります。
まずは、子どもの教育費と老後の生活の安定(老後のお金)を優先してほしいからです。
とよくま
ナツ
家の予算の公式
[手取りのお給料]-[教育費+老後のお金]=[家のお金]
と、考えてほしいです。
[年収(手取りじゃなくて額面)]-[家のお金]=あまりが[教育費+老後のお金]では、人生100年時代としてはリスクが高いです。
とよくま
医療の発達で、生きながらえることが可能になったので寿命が延びているのです。
そのため、ライフプランではまず、老後のお金がきちんと足りているかをチェックしてください。
家のお金は調整しやすい
教育費や老後のお金は、なかなか調整がむずかしいです。
というのも、かかるものはかかる!
ような内容です。
とよくま
ですが、家は選ぶグレードで大きく金額が変わります!
つまり、あらかじめライフプランをしっかりと計画し、自分の予算に合ったハウスメーカーや工務店を選ぶことができるのです。
注文住宅はハウスメーカーや工務店によって大きく金額が変わる
車や家具・家電……に関わらず、世の中で売られているモノにはグレードがあります。
もちろん、家も同じです!
予算に合わせて、自分に合ったハウスメーカー、プランの内容を選びましょう。
ハウスメーカーを探す第一歩は、まずは自分に合った予算を知ることから。
とよくま
メンテ(リフォーム)周期や費用は契約前に確認しよう!!
持ち家で絶対にかかる維持費として、リフォーム代があります。
1回のリフォームでは、数十万~百万以上のお金がかかります。
家の寿命が35年と考えすべてのメンテ代を合計すると、かなりの費用になります。
よくある話なのですが、安い家を買った結果、リフォーム代がすごくかかった……
というのは、めずらしい話ではありません。
メンテ周期や費用をざっくり学ぼう!!
よくあるメンテ(リフォーム)は、以下の6つです。
外壁塗装と合わせて屋根の塗装をし、シーリングの打ちかえも重なると……
200万↑かかったりもします。(塗装のグレードと面積による)
メンテ周期が長い製品はやっぱりグレードが高い
初期投資をイニシャルコストと言いますが、イニシャルコストをかければメンテ代はそれほどかからない、高耐久の建材を選べるかもしれません。
5年ごとにメンテ(塗装)をするか、高耐久で20年もつ外壁にするか。
一見すると、20年の高耐久が正解に思えますが、人それぞれです。
正解は、自分で決めてOKです。
- 高耐久=今お金をかけるか
- 安い素材=後でお金をかけるか
です。
ライフプランの観点では、
「安い素材を選んだけどメンテ代を考えると、20年高耐久の方が安いな……」
というのは、×です。
維持費として(メンテ代が)いつ・いくらかかるのか、をしっかり把握したうえで、建材を採用しましょう!
メンテは「いつ」が重要
百万単位のお金がかかるメンテですが、タイミングが重要です。
教育費や車の買いかえが重なる年だと、超赤字家計になり、最悪貯金が足りなくなるケースもあります。
支出はタイミングがとても大事で、時期をずらせば無理なく支払えるケースが多いです。
- 新車購入
- 学費(教育費)
- リフォーム代
この3つをバッティングさせないためにも、ライフプランを活用しましょう。
持ち家をあきらめるのもひとつの英断
教育費と老後のお金は、自分の力ではなかなか制御できない話を先ほどしました。
ですが、家は選ぶグレードでかかるお金は大きく変わります。
ライフプランの結果をみて、そもそも本当に家が必要か?
にも、じっくりと向き合ってください。
とよくま
ライフプランに向き合った結果として、持ち家はやめた。
それもまた、立派な決断です。
一番よくないのは、ライフプランに向き合わず、根拠のない安易な計算で「(今は)払える!」と考えて住宅ローンを組むことです。
とよくま
家を最優先させた結果、理想の家を手に入れたものの……
お金にふりまわされ(足りなくなり)、まったく幸せに感じない人生を歩んでしまった、なんてことも珍しくはありません。
そんなことになるのであれば、いっそ持ち家でなくてもいいのかもしれません。
100年のおさいふ簡易版でも無料で分析が可能!
とよくま
オススメとしては、
- すべての項目を入力した最後に
- 余裕のある貯金額になることを確認しながら
すまいのお金を設定してください。
すまいで入力した金額÷12か月が公式
すまいで入力した金額÷12か月=すまいにかけられる毎月のコスト
固定資産税と火災保険料もかかりますが、ざっくりと月あたり2万ぐらい引いておきましょう。
ただし、住宅ローンを組む前には、リアルな数字に置きかえて必ずもう一度シミュレーションしてください!
とよくま
自分のライフプランは自分で責任をもって決めよう!!
住宅ローンの審査は、今の収入を基準に審査されます。
「プロが審査でOKを出したのだから、満額借りちゃってもOKじゃん!」
とよくま
住宅ローンは
- 今現在の収入(年収)
- 今までのあなたの信用情報
など【過去の情報】で審査します。
今一生懸命向き合っている、作っているライフプラン【未来の情報】は、住宅ローンの審査に関係ありません。
ですが、関係ないほうがおかしいと考えてください。
それぞれの生き方や家族を守るため、充実した老後のために必要なお金を考えずに、ただ年収の比率だけで何千万もの借金(住宅ローン)の可否を判断するのです。
せめて、年収ではなく手取りの比率で考え、無理のない金額か?
を考えるだけで違います。
とよくま
そして、すべての責任を負うのも自分です。
すまいにかかるお金のシミュレーションは、100年のおさいふがオススメ
100年のおさいふでは、すまいにかかるお金が一目でわかります。
ちなみに住宅系FPと住宅ローンアドバイザーが監修していますので、すまいのお金のシミュレーションが一番豊富です。
住宅ローンは、色々な金利の条件で比較できます。
メンテなど、家を購入後にかかる費用もわかります。
リフォームの周期や、老後のすまい(高齢者施設)の計画もシミュレーションできます。
ライフプラン全体の分析をして、借りる住宅ローンの金額に問題ないかを分析できます。
自分に合った住宅ローンの金額を知りたい!
リフォームなど家を建てた後にかかる費用が知りたい!
そんな方に、100年のおさいふはオススメです。